香水の基礎 香水の変化
香水は、香料をアルコールに溶かして作られています。
その香料の揮発度の違いにより、つけた香りは時間とともに変化していきます。
その変化の様子を 何々ノートと言葉で表現します。 トップノート、ミドルノート、ラストノートと呼ばれるのが普通です。
トップノート 10分ぐらいまでの香りです |
つけた瞬間にアルコールとともに飛び出す柑橘系などのフレッシュな香りです。トップノートはつけはじめから10分前後までの香りです。第一印象の香りと言えるでしょう。 |
ミドルノート 10分〜30分後位から、2時間位までの香りです |
その香水の核になる香りです。 フローラル系の多くがここに属しています。香りの個性やタイプが、最も強く表れます。その香水のテーマを最も表す香りになります。香りを選ぶ時には、ミドル ノートの香りで判断するのがいいでしょう。 |
ラストノート 2〜3時間後の香り |
最後に消えるまでの香りです。アンバーやムスク、樹脂、バニラなどが主な成分になるようです。持続時間はさまざまです。 |
シングルノート 香りの変化しない香水です |
例外として、最初から最後まで同じ香りが続く香水もあります。シングルノートと呼ばれます。ひとつの香りが続くので使いやすいのが利点ですが、あくまで例外的です。 |